やばい、その②

とりあえず、空港に到着したが、ヒースロー空港はとにかく広い

数分迷いながら少し進んで行くとヴァージンアトランティックのカウンターを発見、しかも日本人が2人もいる。ラッキー
しかしラッキーなのも束の間、衝撃的な事実を伝えられる。
お姉さん(以下お)「これ、多分もう間に合いませんよ」
私「え、マジっすか」
お「マジです」
私「・・・」
お「とりあえずチェックインしておきますね」
私「は、はい⤵︎」
お「ここからですと少し遠いんですけど、向かって下さい」
私「はい」
お「お気をつけて」
 
てな感じでとりあえず間に合うことを信じてもうダッシュする事に
たしかHISでチケットを購入した時に変更不可のチケットなので気を付ける様に言われた事を思い出し焦る。
結構長い距離を走り手荷物預かりのカウンターに到着、今度は日本人はいない、チケットを見せ、荷物をお願いする。
しかし、この便の荷物の預かりは終わったとあっさり言われる。
イギリス人のお姉さん(以下イ)「荷物は預かれないけどあなたが乗るのはまだ間に合うわよ」
私「え、だって、そしたらこの荷物どうするの?」
イ「うーん、置いて行くしかないわね」
私「いや、いや、いや、それ無理でしょ、なんとかして」
イ「だってあなたのチケット変更出来ないし」
私「知ってるけど、荷物を置いていくのは無理」
と、不毛なやりとりがしばらく続き、絶望感に包まれる。
荷物を捨てることも本気で考えだしていると、お姉さんがどこかへ電話しだした。
 
するとどこからともなくお姉さんの上司的な男性が登場、私のチケットを手に取ると、パチパチとキーボードを叩き、次のに変えてあげるよと一言、この瞬間この人が私の救世主だと判明
 
予定は少し狂ってしまったけど、荷物と一緒に旅行を続けられることに、ふと見るとお姉さんも笑顔でこちらを見ている。
さっきのタクシーの運転手さんといい、やはりイギリス人はいい人が多い