やばい、その①

2013年09月19日早朝

この日はロンドンからスコットランドエディンバラへの移動
予定通りの時間に起き、チェックアウトを済ませる。
空港まではバスで移動
日本で調べた時に、このホテルは空港までの無料バスがあり便利だったのでこのホテルに決めたのでした。
無料バスはあるのですが、時刻表を見ても何故かその時間にはない、慌ててフロントの人に聞きに行くと、次は30分後だと言う・・・、それだと飛行機に間に合わない、数秒ボーッとする私・・
 
その状況をさっしホテルの人がタクシーを呼んでくれた。それはありがたいのだが、この時現金をほとんど持っていなかった。
なぜならホテルの代金は既に払っていたし、ホテル内ではカードが使えると思っていたし、空港までは無料バスで行けると思っていたので、現金を必要とするシーンが考えられず、お金は飛行機に乗る前に空港で下ろせばいいやと考えていたからです。
やばい、ホテルの人にその事を伝えると、大丈夫、と笑顔でATMを指差す。
おー、こんな所にATMがあった。
て言うか、ここ目立つ場所だし何回も通っているのになんで気がつかなかったんだろう、まあ、とりあえず一件落着、助かった。
すぐにカードを挿入し、キャシングを試みるが、お金が下ろせない、理由はわからないが何回かやってもうまくいかない
ホテルの人も心配そうに後ろで見守ってくれているが下ろせない、どうしよう
そうこうしている内にタクシーの運転手が迎えに来てしまった。
あたふたしている私を見兼ねて、いいからタクシーに乗れという運転手、ホテルの人にお別れし、指示通りに乗車、カード払いは出来ないって言うし、どうするんだろうと考えていたらタクシーは数分走ったところで停車、そこにはATMが、降りて再度チャレンジ
しかしやはりダメ、あー、このままここに放置されるのか、と一瞬焦ったが、とりあえずまた乗せてくれた。
 
その後空港には到着したが、問題は支払い、代わりに腕時計で払おうか等考えていると、ドルかユーロはないのか?と聞いてきた。
おお、その手が、しかし財布の中はユーロの小銭のみ・・・
その時!思い出した。
スーツケースの予備の財布の中に円がある。
円での支払いでOKをもらい、早朝のまだ真っ暗なヒースロー空港の外でスーツケースを全開に広げる。
慌てている時のドラえもんの様に荷物を掻き出し、その中から財布を見つけ中を見る。
中には一万円札一枚と千円札二枚が、金額的にも丁度二千円位だったので支払いし、とりあえずなんとか一件落着・・・
 
って、まだ全然一件落着じゃない、飛行機の時間までギリギリだった。
タクシーの運転手に別れを告げ、荷物を強引にスーツケースに詰め直し、空港内へダッシュで向かうのだった。